寺尾聡には、はまり役で脇に同じ系統の吉岡秀隆がいるのも心強い。
主人公は、腕の立つ武士でありながら「優しい気遣い」の持ち主で、それが逆に人を傷つける。
ある殿は、この男のたんたんと話す生い立ちに興味を示し指南役で雇おうとする。
がしかし、彼はその殿にも「優しい気遣い」で傷つけてしまう。
そんな主人公でも貧しいものたちにとっては、親切で暖かい人なのである。
世に出て強欲に生きようとする者にはいやみでも、日々生きていくだけの人たちには立派な武士なのである。
最後にその生き方が、決して悪いものじゃないと気づくのだけど。。。
主人公の妻(宮崎美子)がはっきりしない。
彼女は良人の生き様の最大の理解者として物語の進行に重要な役柄なのだ。
でも描かれてるのは終盤にさしかかった頃で、それまでは無口で優しいあまり表情のない役柄だった。
かといって良人の理解者なのかも科白だけではわからない。
彼女が最初から「あなたには、似合った生き方があるのよ。」
それは、人を大切に思う気持ち。
ずっとそういう気持ちをしまいこんで
「わからない人はとうへんぼく。」と言ってくれたらわかりやすいのに、
殿様は、早馬でその夫婦を追いかける。
「とうへんぼく」にならないために、ここで映画は終わる。





日本帰ったら一度みてみたいですなぁ。
その微妙な心遣いをどのように表現しているのか是非見てみたいです。
日本人のきめ細かい?人情が懐かしいんじゃないか?
ここんとこそんな時代劇が多いみたい。