秋の紅葉は、むしろ自然な黄が強く暖かく感じる。
この映画は殆どこの土地を離れることなく一人の少女の初恋を描いていく。
新鮮に思えるくらい他人が関わってこない。
すべてがツァン・ツィイー。
彼女はたくさん着込んで肘も曲がらない。
それでも走り回る、駆け巡る。
町から来た若い先生を追いかける。
気持ちが通じて(あんなに可愛けりゃね)先生が彼女の家に来る。
プレゼント渡そうとして彼女を呼ぶシーンが大好き。
先生は肘を伸ばしたまま手首を振り、彼女においでおいでする。
見たことのない動作に感動した。
是非真似たいと思った。
見ててゴールズワージの「林檎の木」を思い出した。
しかし、この映画は悲恋ではない。
ちゃんと結ばれるのである。
優しい気持ちのいい映画。
同じ監督の「英雄」よりずっとこころに残るよ。




